飛行機

アメリカで飛行機の免許を取得した理由。失敗しなフライトスクール選び

大空へ夢ってことで、アニメ ストラトス・フォーで人生変わったって事を晒したので、今度は飛行機の話題に移ります。 飛行機の免許について、生の情報が少ないと感じたので、私の体験談を少しでも役に立てて頂ければとおもいます。

どうやってとればいい? 飛行機の免許

2004年、パイロットになろうと心に決めた日。いまから、14年前でもやっぱり、調べる先は、インターネット。 その当時の指南サイトは、いまはもう無いみたいみたいだけど、1つだけ覚えている事は、

アメリカなら、日本の1/3の費用で取ることが出来る

です。 あれから、14年経って、原油の値段も、保険も上昇しているけど、取得費用の比率は、そう変わっていない。 なので、いまでも取得費用はアメリカのほうが断然安い。

実際に免許を取った上で私の考える、アメリカで取るメリットは、次のとおり

メリット

飛行機のレンタル費用が安い
降りれる空港が多い
レンタルできる機体が多い
学校が多い
高いスキルが得られる
次のステップに行ける
航空無線の免許が要らない
メディカルが簡単で安い
訓練飛行でも、家族や友人を乗せられる
旅行としても楽しめる

逆にデメリットは

デメリット

長期の休みが必要
旅費がかかる
英語に苦しめられる

メリットデメリットについて、詳しくはコチラにまとめました。
フライトスクール選びでアメリカを選択する理由。メリット、デメリットのまとめ

フライトスクール選びは、どうすればいい? 実際に取得した経験を元に考える

インターネットでのスクール探し

ネットでアメリカでの免許取得で検索すると、いろいろなフライトスクールが見つかる。逆にいうと、見つからないフライトスクールもある事を付け加えておこう。

これは、単純にその学校がきちんとネットでの宣伝をしているか、否かによる。

2004年当時は、ネットの検索順位は、そうした弱小サイトでも表示されていた。いまでは、そうしたサイトは上位に表示される事がなく、きちんと強いサイトをつくっている所が上位表示されている。 もちろん私も沢山のフライトスクールを見てまわったわけではないので、現在上位表示されているスクールの良し悪しなんてわかない。 しかし、やはりフライトスクールも利益がなければなりたたない。特に、飛行機という超ニッチで、しかも維持費もかかる事業なので、生徒とお金が集まらなければ、やっていけない。そういう意味では、2004年当時も現在も、悪徳スクールというものが存在する。

また、弱小サイト=質の低い学校 強いサイト=質の高い学校 でない事も付加えておく。

実は、WEBサイトがきちんとしてなくても、質の高い学校は、つぶれる事なく続いている。それは、実際にそこで免許を取った(私を含む)人が、そのスクールを口コミで勧めているからだ。口コミとはネット上に書かれたものは、含まれないので注意してほしい

では、どんなところをポイントに学校を選べばいいのか? 14年経ったいまでも、共通して言える事を、完全に実体験だけをベースに書く。

実体験から書く、フライトスクール選びのポイント

と書いたけど、実際には、入ってみないとわからない事のほうが多い。ネットには、保有する機体数や料金が明確にかいてあるように見えるが、実際に行ってみると違う事あるので、今から書く事を参考に、事前にスクールを見分けられるか?というと難しいかもしれない。それでも、入校してからでも、参考にしてもらえればとおもう。

できる事なら、体験入学をする

あたり前だが、信頼できる人が経営しているか。 これは、単純に好き嫌いでいいと思う。大体どこのスクールも経営者=校長なので、その人が好きになれるかどうかだ。 そんなの入学まえにホームページだけで判断できないが、少なくとも同じ日本人なら、言葉が通じる分、のちのち判断がしやすいとおもう。

私が入ったスクールでは体験入学というのが$100であったので、それを受けた。(これはインターネットでみつけた)それはロサンゼルスに旅行に行く機会があったので、その工程にいれたのが始りだった。メールで旅行の日程を伝え、訪問する日時を決めた。

スクールに着いて挨拶をすると、ものの10分で、「じゃあ、飛行機乗ろうか」という、本当にラフな感じだった。そして、15分後には、あっというまに、セスナ152のパイロット席(左側)で上空3000フィートに居た。

離陸して、すぐにコントロールを渡されて、左90度旋回、3000フィートまでクライムし、トレーニングエリアにつくと、そのまま、右360度 左360度の旋回を、訓練を受けるのと同じように教わった。約45分くらいで空港にもどると、入学するかどうか問われた。私は即決で、入学しますと言うと、ハンガーにあるショップで、ログブックを買うように言われ、数ドルで、ログブックを買った。すると、教官がそのログブックに、今日のマニューバを記入してサインしてくれた。1分たりと無駄にしない。体験入学といえど、ちゃんと訓練時間として計上してくれた。また、入学を決めたとはいえ、次の渡米のスケジュールは決まっていない。だから、この日は100ドルだけしか支払わなかった。実際に入学費($500)を払ったのは、翌年に渡米して訓練を始めた、最初の精算の時だった。

 

学科をどの程度自分でやるか。自由度は。

私の通ったスクールは、きっちりとした学科のカリキュラムがなかった。 これはいい意味でよかった。 学科の主な目的は、まずStudent Pilotの筆記(選択式)に合格するかどうかだ。

私が学校に入った時に買った(買うように言われた本)は、この1冊だ。筆記試験の問題集だ。 これだけあれば、仮にスクールで学科を受けなくても、自習でStudent Pilotの筆記には合格できる。 何が言いたいかというと、スクールは、この部分を自由にやらせてもらえるかどうかだ。 必ずスクールでの学科を受ける必要はない。もちろん、全部英語なので、わからないところは、自分から望んで学科を受ければよい。そうした自由度があるかどうかだ。 たしか、自分は10時間くらいしか学科を受けなかった。当然、10時間分の費用しか払っていない。

簡単に言うと、私の行ったスクールのスタンスは、

学科は自分でがんばってね、もしわからないところがあったら、教えるよ。

だった。だから費用を抑えたい自分としては、自力でがんばれば学費を抑えられたので、ありがたかった。

つかえる機体が何機あるか。

私がいたスクールでは、セスナ152という機体が2機あった。セスナ152は、2人乗りの機体で、車でいうところの軽自動車だ。 その分1時間あたりの費用は安い。免許を取るまでは、法律上、どんなに操縦が旨くても、最低72時間飛行しなければならない。1時間あたりの費用は、取得費用に大きくかかわってくる。だから、レンタルフィーの安い機体がある事が大事だといえる。

ただ、セスナ152は古い機体なので、アメリカでも残存数は減っていて、所有する学校もそう多くはない。また、1機しか保有していないと、メンテナンスなどで、飛べない日なども出てくる。そうした時に、セスナ172を借りたり出来るスクールかどうかだ。

アメリカ本土の空港なら、いくつものアビエーション会社が空港のまわりにあって、スクールもそれらの会社と横のつながりがあれば、機体の貸し借りをしている。

所有機体の種類と数+地元ハンガーから借りれる機体の有無

教官は何人いるか。

私の居たスクールでは、校長のほかにアルバイトで教官が数名いた。いずれも日本人だった。 もともと生徒だった人が、教官免許を取ってアルバイトをしたりしていた。 これは、機体の数とも関係するが、機体があっても、教官が1人だと、1日に飛べるのは、せいぜい5人か6人。 クロカンに出かけるともっと減る。なので、教官が出来る人が多く居てくれるほうがいい。また教官との相性もある。なので、最低でも2人以上いたほうがいい。アメリカ人教官でもいいが、英語では苦しむ事もある

試験官とスクールの関係

これが、1番かなとおもうし、もっとも、ネット上に情報が無い部分だとおもう。 教官は日本人なのでまだよいけど、最終実地試験は、現地人だ。当然日本語を喋ってくれるわけでもない。ここが難関なのだ。

また、この試験官は、自営業みたいな人なのだ。自動車教習所の法人の社員でも、運転免許試験場の公務員でもない。 試験官という仕事を生業としている民間人(個人)なのだ。

この試験官とスクールがいい関係を築けているかというのが、そのスクールに入って、他の生徒と交流していって始めて知る事になる。 当然だが、ここで合格しないと、免許は貰えない。そして、この試験の費用が高い。自分がスクールに入った頃は、1回400ドルくらいだったとおもう。いまは800ドルとかいう噂。さらに、試験中の飛行機のレンタルフィーなどを足すと、1回10万円コースだ。だから、1発で合格しないと、出費に大きな差ができるのだ。

私のいたスクールでは、教官がしっかりと技能を仕上げて、合格レベルと判断しないと、試験を受けさせてくれなかった。長く試験官と付き合いがあるので、試験官が合否を判定するポイントなど、重点的に教官はおしえてくれた。

さらに試験官とスクールの信頼関係も高かった。校長の英語力、在米暦の長さ、なんといっても、飛行経験の多さが神レベルだったので、日本人といえど、しっかりと試験官から認められていた。なので、「このスクールが送り出してくる生徒なら、技術は間違いない」と試験管も意識していたと思う。だから、多少のミスで落ちるという事はなかったと聞いていた。卒業生の多くは、皆、1発で合格していた。また、都市伝説だが、試験官の今月の生活費が苦しいと、稼ぎを増やすために落とす。とか言われていた。

公的な免許制度とは言え、相手は人間なので、好印象で試験をうけれるか、ビジネスライクで見られるかは、大きな差があると思う。 なのでメールでも良いので入学前に、試験官の氏名や、どこの空港で実地試験を受ける予定か、どれくらいの人数その試験官させたか。どれくらいの期間、付き合いがあるかなど、聞くと良い。もし、「毎回 試験官が違う」といった、曖昧な返事だったら、実地試験に対策がとれず、苦労するとおもう。

合格した瞬間。試験官と握手

費用を細かく、柔軟に支払えるか

私の居たスクールは、日本から通いながら免許取得を目指している人が多かった。1ヶ月近く滞在する人もいれば、2日で帰ってしまう人も居た。うちのスクールでは、費用は前払いではなく、その滞在毎に、最終日に精算という形だった。また、メディカルは病院で支払い、必要な教材などは、ハンガーにあるショップで実費で買っていたので、スクールから買わされるという事ではなく、通常の値段で変えたし、ヘッドセットなどは自分で通販で買ったものを使った。

フライトスクール選びのまとめ

と、いろいろ書いたが、私の居たスクールは、本当に良かった。カリキュラムも費用の支払いも、生徒本位で進めさせてくれたのだ。 そりゃそうだ。日本から通いながら免許を取るという高いハードルがあるのに、渡米してきて、学科ばかりで飛行機に乗れなかったり、いずれは必要とはいえ、高価な教材ばかり先に買わされたら、たまらない。 次、いつこれるかもわからないのに、1円でも異国の地に前払いするのは、ストレスだ。

私は最終的に免許を取得したが、もしいつ諦めても損は無かった。

私の居たスクールにも、他のスクールから移ってきた人が多くいた。

結局、機体が少なくて思ったように飛べなかったり、教官と性格があわない。最終試験の合格率が悪いなど。そうしたスクールの場合、前払いのところが多く、費用が戻ってこないという話もあった。 だから、私の行っていたスクールのように、いつでも辞めれるスクールっていうのは、結果的に良いスクールなんじゃないかなと思う。入学金が高いと辞めづらくなるので、そこもポイント。

私が免許を取った時は、日本で貯金をして30万円くらい溜まったら、1週間~2週間くらい渡米して訓練をしてというのをして、4回目の渡米で免許を取得した。全額を握り締めて渡米するのは、得策ではない。

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